ここ数年で日本酒のイメージは大きく変化していますよね。

オジサマがちびちび安い酒を飲む時代から、若い人や外国人がワイングラスで日本酒を飲む時代へ。

合わせるのは和食のみならず、イタリアンやフレンチ･･･洋食とも相性抜群の日本酒が、続々登場しているんです。

もちろん、昔ながらの日本酒の楽しみ方もまだまだ健在ですが、
今回は新しい日本酒のイメージを作り上げてきた、次時代の日本酒に注目！

全国47都道府県を網羅する豊富な日本酒が自慢の「個室居酒屋 馬に魚に 赤坂見附店」から、今飲むべき6本を紹介します。

新時代の幕開け！今飲むべき日本酒

＜飲むべき1本＞1・「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」

新時代を率いてきた銘酒といえば、やはり「獺祭」です。

日本酒を飲まない人でも、「テレビで見たことがある」「高くて手に入らないってやつでしょ？」「タレントの○○が好きって言ってた…」なんて程度には知っているのではないでしょうか？

海外で高い評価を受けたり、社長である桜井氏の今までの常識を覆す経営方針が注目されたり、話題の尽きない「獺祭」ですが
何が凄いといえば難しいことはともかく、シンプルに旨い！に限ります。

特に、画期的な遠心分離システムで醸した「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」は、華やかさと繊細さと厚みを同時に味わえる逸品ですよ。

◇「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」（旭酒造／山口県）

• 酒米・・・・・・・・山田錦
• 精米歩合・・・・・・23％
• 酵母・・・・・・・・9号
• 日本酒度・・・・・・＋4
• 酸度・・・・・・・・1.1
• アルコール度数・・・15～16度

＜飲むべき1本＞2・「醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦ＥＡＵ ＤＵ ＤＥＳＩＲ」

こちらも海外で高い評価を受ける銘酒。

15代目蔵元の久野九平次氏は、パリコレの舞台に立ったこともある元ファッションモデルというから驚き！

その国際感覚をもとに、積極的に世界へ向けた営業活動をしてきたそうです。

上質な白ワインを彷彿させる華やかな酸味と透明感ある「醸し人九平次」は、フレンチにも合う日本酒として注目され、今やパリの三ッ星レストランのワインリストにもオンリストされるほどに。

フランス語で希望の水の意味を持つ「醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦ＥＡＵ ＤＵ ＤＥＳＩＲ」は、ワイングラスで、香りや味の変化を楽しみながら飲むのがおすすめです！

 

◇「醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦ＥＡＵ ＤＵ ＤＥＳＩＲ」（萬乗醸造／愛知県）

• 酒米・・・・・・・・岡山県産雄町
• 精米歩合・・・・・・50％
• 酵母・・・・・・・・14号系
• 日本酒度・・・・・・＋0
• 酸度・・・・・・・・1.7
• アルコール度数・・・16～17度

＜飲むべき1本＞3・「新政 カラーラベル」

新政酒造は、創業1852年、現存する最古の酵母「きょうかい6号」を生み出した歴史ある蔵元。

この蔵元で注目すべきは、そこで造られる旨い酒であるのはもちろん、「日本酒界の革命児」やら「ニューリーダー」やら…何かとマスコミでも取り上げられる8代目・佐藤祐輔氏。

佐藤氏は、東京大学卒・元フリージャーナリストという異色の経歴を持ち、32才で実家を継ぎ、それまでメインだった普通酒造りをやめて、純米酒にシフトチェンジ！

翌年から斬新な銘柄を次々と打ち出し、注目されるように…。

今や佐藤氏が造り出す酒は、どれも大ヒット！というから凄いですよね～。

カラーラベルシリーズは、秋田の酒米の個性を存分に味わえる火入れシリーズ。

毎年、魅力的なラインナップで日本酒好きを唸らせています。

 

◇「新政 カラーラベル」（新政酒造／秋田県）

• 酒米・・・・・・・・秋田県産米
• 精米歩合・・・・・・－
• 酵母・・・・・・・・－
• 日本酒度・・・・・・－
• 酸度・・・・・・・・－
• アルコール度数・・・－
• ※シリーズにより内容が変わるため店員にお問合せください！

＜飲むべき1本＞4・「くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口＋20」

1875年創業の亀の井酒造。

その5代目が造り出した「くどき上手」は、インパクトあるネーミングと上品でなめらなか味わいで人気を集め、今や全国で愛される銘酒です。

面白いのは、同蔵元の6代目であり、専務取締役を務める今井俊典氏の活動。

日本酒界の気鋭10人のチーム「日本酒オーシャンズ」を立ち上げたのですが、そのメンバーの条件が、おいしい酒造りをしていることや刺激的な活動をしていることの他に、「イケメン」であること…！

お洒落なクルージングパーティを開いたり、自らが広告媒体となって日本酒の新たな魅力を発信しています。

「イケメン」から入って、日本酒に興味を持つ…なんていうのも、新時代って感じですね～。

こちら蔵元のおすすめは、「くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口＋20」。

なんと＋20の超辛口で、抜群のキレとほのかに感じるフルーティな香りとまろやかさでクセになる1本です。

 

◇「くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口＋20」（亀の井酒造／山形県）

• 酒米・・・・・・・・美山錦
• 精米歩合・・・・・・55％
• 酵母・・・・・・・・小川酵母
• 日本酒度・・・・・・＋20
• 酸度・・・・・・・・1.0
• アルコール度数・・・18～19度

＜飲むべき1本＞5・「タクシードライバー 純米生原酒」

一目見て「時代は変わった…」と感じますよね。

なんと言ってもラベルとネーミングのインパクトが凄い！

1894年創業の喜久盛酒造5代目・藤村卓也氏が新たに立ち上げたブランドで、その名は映画「タクシードライバー」からとの事。

奇抜なイメージのある酒ですが、その実力は本物。

ガツンと力強い味わいでキレが良く、見た目通り個性的で後引く美味しさ。

東日本大震災で蔵が大きなダメージを受けたため、近隣の蔵を借りて造られた酒ということもあり、情熱や希望が詰まった1本とも言えるのではないでしょうか？

 

◇「タクシードライバー 純米生原酒」（喜久盛酒造／岩手県）

• 酒米・・・・・・・・かけはし
• 精米歩合・・・・・・55％
• 酵母・・・・・・・・ジョバンニの調べ
• 日本酒度・・・・・・＋1
• 酸度・・・・・・・・2.0
• アルコール度数・・・16度

＜飲むべき1本＞6・「千代の亀 GIORNO（ジョルノ）」

今年で創業300年を迎える老舗・千代の亀酒造。

伝統の味を大切にしながらも、シャーベット状で楽しむ純米大吟醸古酒や、「名称募集中」という怪しげな活性にごり酒、地元大学とコラボした酒etc･･･、新しいアイディアでユニークな酒を造り続けています。

海外へ向けた売込みにも力を注ぎ、2008年にはカンヌ国際映画祭のレセプション酒に選ばれたとのこと！

「GIORNO（ジョルノ）」は、あのブルガリとコラボし、ブルガリ直営店にも納品されているスパークリング純米酒。

シャンパンのような心地良い泡と酸味で、洋食にもピッタリな1本です。

 

◇「GIORNO（ジョルノ）」（千代の亀酒造／愛媛県）

• 酒米・・・・・・・・松山三井
• 精米歩合・・・・・・55％
• 酵母・・・・・・・・－
• 日本酒度・・・・・・－8
• 酸度・・・・・・・・2.0
• アルコール度数・・・13度

 

以上、新たな時代を感じる6本を紹介しましたが、「個室居酒屋 馬に魚に 赤坂見附店」では、ここで紹介した以外にも注目の次世代・日本酒を豊富に取り揃えています。

また、「これぞ！」という若いエネルギーの詰まった1本を見つけ次第、ドシドシ仕入れていきますので、ぜひお店に来て新しい時代を目で舌で感じてみませんか？